がん治療・免疫細胞治療について

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免疫細胞治療の種類

現在、当クリニックが提供している免疫細胞治療には、治療に活用する細胞の種類や培養方法の違いにより下記5つの種類があります。個々の患者さんの症状・状態や、現在受けられている治療との併用効果などを考慮して治療法を選択し、患者さん一人ひとりにとって最適な治療法を提供します。

樹状細胞ワクチン療法(DCワクチン療法)

樹状細胞ワクチン療法(DCワクチン療法)

体内でがん細胞を直接的に攻撃するのがTリンパ球と呼ばれる免疫細胞ですが、そのTリンパ球に患者さん自身のがん細胞の目印(がん抗原)を教え、攻撃の指示を与えることを専門にしている免疫細胞を樹状細胞(DC=Dendritic Cell)と呼びます。いわばがんを攻撃する際の「司令塔」的な免疫細胞ですが、これを用いてより効率的にがんを攻撃する治療法を樹状細胞ワクチン療法といいます。

実際の治療では、末梢血中から単球という成分を取り出し、樹状細胞に分化させます。そして、予め手術等により頂いていた患者さん自身のがん組織を樹状細胞に取り込ませたのち、再び患者さんの体内に戻します。ご自身のがん細胞をご用意いただけない場合でも、人工的に作製したがん抗原を取り込ませた樹状細胞を活用する方法もあります。また、あるいは樹状細胞を患者さんのがんの場所に直接注入する方法も行っています。

樹状細胞にがん細胞から抽出したタンパク質を貪食させる(取り込ませる)と、取り込まれたタンパク質が樹状細胞内で分解され、患者さんのがん細胞の情報が “記憶”されます。このように患者さんのがんの特徴を憶えこませた樹状細胞を患者さんの体内に戻すことで、患者さんのがん細胞だけに反応する細胞傷害性 T リンパ球をより効率的に誘導することができます。

この樹状細胞の働きをどのように高めるかが、現在のがん免疫細胞治療での大きな課題となっています。樹状細胞を用いたこのワクチン療法は、がん細胞だけを狙い打ちすることができ、高い治療効果が得られることから、いま最も注目を浴びている療法の一つです。

⇒患者さんのがん細胞を冷凍保存してお預かりし、樹状細胞ワクチン療法に活用することも可能です。
詳しくは「自己がん組織バンク」サービスまで

前述の通り、樹状細胞ワクチン療法は患者さんのがん細胞が持っている目印を標的として、そのがん細胞だけを狙い撃ちするように免疫力を高める治療法ですが、最近の研究結果から、樹状細胞が伝える標的となる目印が、患者さんのがん細胞から消失している場合が少なくないことがわかっています。このことが樹状細胞ワクチン療法の有効率を低減させる大きな理由の1つとなっています。そのため、目印の発現の有無を調べる病理検査技術を導入し、予め、樹状細胞ワクチン療法の適否の判断や治療法の選択に応用しています。

樹状細胞ワクチン療法の詳細はこちら(瀬田クリニックグループHP)

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ガンマ・デルタT細胞療法(γδT細胞療法)

ガンマ・デルタT細胞療法(γδT細胞療法)

Tリンパ球の中に数%しか含まれないガンマ・デルタT細胞を、最新の技術により選択的に活性化・増殖させて治療に用います。がんの種類や病状によってはアルファ・ベータT細胞療法よりも治療効果が期待できる新しい治療法です。

当クリニックが、医療連係し行っているがん治療専門の瀬田クリニックグループでは、ガンマ・デルタT 細胞療法について2005年より日赤医療センター、東京大学附属病院との共同での臨床研究を進めてきました。ガンマ・デルタT 細胞は、がんの認識、攻撃方法などにおいて、アルファ・ベータT 細胞とは異なった様々な機序を有しており、抗腫瘍効果を持つ新しい役割の細胞として、これまでの治療法に加えてさらなる選択肢を提供できるものと考えられます。
また、骨へ集積しやすい薬品であるゾレドロン酸を活用し、骨腫瘍、骨転移への応用が期待できます。また、ガンマ・デルタT細胞は抗体医薬の作用機序の1つである抗体依存性細胞傷害作用に働く細胞であることから、乳がんに対するハーセプチンなどの抗体医薬と併用することでも相乗効果が期待されます。

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アルファ・ベータT細胞療法(αβT細胞療法)

免疫細胞治療のしくみ

免疫細胞の中でも、もっともがんに対する攻撃力が強い細胞のひとつが「Tリンパ球」です。そのうちのアルファ・ベータT細胞という細胞を、約2週間、強い薬剤を用いて培養し、その全体を活性化・増殖させたのち、薬剤を洗い落とし体内に戻す治療法です。

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CTL療法

CTL療法

Tリンパ球を培養・活性化する際、患者さん自身のがん細胞の特徴を覚えこませることで、特定のがんに対する攻撃能力を持ったTリンパ球(細胞傷害性Tリンパ球=CTL)を増殖させ、活性化し体内に戻す治療法です。手術や胸水・腹水などから患者さん自身のがん細胞がいただける場合に、これを用いて培養リンパ球を刺激し、患者さんご自身のがん細胞を特異的に攻撃するTリンパ球(細胞傷害性Tリンパ球=CTL)を増やします。

⇒患者さんのがん細胞を冷凍保存してお預かりし、CTL療法に活用することも可能です。
詳しくは「自己がん組織バンク」サービスまで

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