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「蔵王に登る」(仙台市医師会報 2016年9月号)

本年7月1日に蔵王山「馬の背登山道」の立ち入り規制が解除になったので、まだ登っていなかった蔵王連峰最高峰の熊野岳に登ることにした。18日海の日の朝6時前に出発、地上は晴れていたが山は曇りでガスがかかっている中、蔵王エコーラインを上がり有料道路蔵王ハイライン入り口前の路側駐車場に停め、いつものように山旅ロガーをスタートさせ、ラジオを聴きながら登山仲間と二人で7時20分登山開始。マイヅルソウ・イワオトギリ・マルバシモツケ・ハクサンシャクナゲ・ヨツバヒヨドリ・ヤマハハコ・マーガレット(?)・キレハノハクサンボウフウ・アカミノイヌツゲなど写真に撮りながらほぼ直登し、ハイラインを何度か横切り、8時15分1758mの刈田岳山頂到着、刈田峯神社の寒暖計は13度を指していた。ガスで何も見えず強風の中「馬の背」を進み、避難誘導を示す看板ばかりが目立つなか三叉路・避難小屋・蔵王山神社を経由して9時27分熊野岳山頂到着。1840.5mであるが山形県側に位置するので宮城県の最高峰は1825㎡の屏風岳である。記念撮影後(写真1)、今日の最終目的地の芝草平目指してすぐ下山開始、途中、高山植物の貴婦人コマクサを見つけて撮影、数が少なく一昨年岩手山・昨年秋田駒ヶ岳のよりはやや貧相に感じられた。ところで、ガスのため諦めかけていた御釜であったが、道を進むうち何とガスが数分間ほど晴れてその美しいエメラルドグリーンの湖面を現し、夢中で動画併用写真撮影、この山旅の目的が達成された一瞬であった(写真2)。もと来た道を経由して10時50分南蔵王縦走コース登山口に戻り、ミヤマコウゾリナ・リンネソウ・ゴゼンタチバナ・キンコウカ・チングルマの痩果・シロバナトウウチソウ・トキソウ・オノエイタドリ・オンタデ・ミヤマシャジン・コメツツジ・タケシマランの実・ミネウスユキソウ・トモエシオガマ・タカネイバラ・ウラジロヨウラク・ハクサンチドリなど撮りながら、刈田峠・前山(1684m)・杉ヶ峰(1745m)と縦走して、午後0時58分芝草平到着(写真3)、いつものようにガスバーナーでお湯を沸かしてカップ麺とコーヒーの昼食、ただ惜しむらくは、チングルマ開花の群落には間に合わず来年以降の6月再訪ということになった。3時22分駐車場に戻り無事帰宅、登山時間8時間・距離13.6km、歩数29000歩であった。

思えば登山開始したのは60歳からのいわゆる還暦登山、泉ヶ岳から始めて、磐梯山・月山・栗駒山・雁戸山・船形山・北泉ヶ岳・大東岳・仙台神室・不忘山・早池峰山・鳥海山・燧ケ岳・面白山・安達太良山・東吾妻山・西吾妻山と東北の日帰りできる主要な山に登ってきた。祝日か第4日曜日と昇る日にちは限られいて天気がいいという日は意外に少なく、多少の雨や雪にも強行することになる。後白髪山では雪道を迷い一晩中歩き通してあわや遭難かという危険に遭遇、また雨の八甲田山ではスマホを紛失、意気消沈していたところ、山に登る人に悪い人いないというたとえ通り、1週後弘前署に届けられて戻ってきたのには感激した次第である。最近は、三方倉山・オボコンベ山・大倉山・戸神山・鷹の巣山・高倉山・糸岳など近場の秋保・二口の山中心に、余裕をもって登ることにしている。なお、花の名前は、図鑑やインターネットそして山の花に詳しい患者さんから訊いて特定している。なお、8月9-10日富士山に初登頂して来ました。 

写真1
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写真2
写真2
写真3
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