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家系調査の名目で、父方は名取市役所、母方は青葉区、若林区、宮城野区各区役所を巡り、遡っての 除籍謄本を探索した。除籍謄本は戸籍関係書類で1部750円と一番高く、時間も掛かった。申請者本 人から見て3親等以内に血族関係者が戸籍上にないと取れないようなので、戸籍筆頭者と申請者との関 係を厳しく訊かれ、特に青葉区役所で時間がかなり掛かった。昨年、若者たちによる戸籍捏造事件が起 きたことが影響しているかもしれない。遡れるだけ遡って15冊とった現在、父方では文政元年(18 18年)まで、母方では天保元年(1830年)まで遡れた。それ以上は法的戸籍保存期限80年に引 掛ってとれない。その先はお寺の過去帳とか、系図などの世界となる。
今回取った謄本で明治以前の年号で出てきたものは、文政1・2・9、天保1・7・9・14、弘化 1(1844)・3、嘉永4(851)・5・6、安政1(1854)・3、万延1(1860)、文 久3(1863)、慶應1(1865)年であった。なお、この年号と西暦の関係を大まかに知る方法 としては、2000年が平成12年、1900年が明治33年、1800年が寛政12年 、1700年が元禄13年などと覚えておくと便利ではある。この除籍謄本には生年月日 、死亡年月日、誕生死亡の場所、親子関係、婚姻、養子関係などが記載されて居る。それ故それぞれの 寿命を知ることが可能である。どの家系が長生きか短命かがわかる。
当然のことながら、時代とともに戸籍の記載方式、市町村名などに変遷がある。名取と仙台では違う のかも知れないが、名取の方では明治33年頃まで書式が違い、比較的簡単な書き方で、現在のような 父母名の明記がなく、養子関係、婚姻関係を重点的に記載している。筆やペンで書かれていて、癖のあ る字は読みにくい。略字や異体字も使われている。だから戸籍によって同一人で違う字が使われている のもある。例えば、「畠」が「畑」、「舛」が「升」、「鶴」が「寉」などとなっている。昭和50年 代からワープロ字体となっているようで、読みやすくなった。
地名の変遷では、「名取郡高柳村」が「名取郡東多賀村高柳」、「名取郡閖上町高柳」、「名取郡名 取町高柳」、そして現在の「名取市高柳」となっている。「名取郡小豆島村」は「名取郡愛嶋村小豆島 」を経て「名取市愛島小豆島」となっている。仙台市の方では、「大町4丁目」が「一番町3丁目」に 、「宮城郡苦竹村」では、「宮城郡原町」、「仙台市原町」、「仙台市原町苦竹」、「仙台市五輪1丁 目」とめまぐるしく変遷、「肴町」や「本材木町」、「米ヶ袋鍛冶屋前丁」、「良覚院丁」などの地名 は現在なくなっている。
それ故、古いものを読むときは古い当時の地図が理解する上でどうしても必要となってくる。区画整理 で生活には便利になったが、色々な歴史を秘めた由緒ある地名が無くなることは寂しいものである。
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